グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第3回: 今どきの渡米  
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第3回 今どきの渡米



また、以前アメリカで駐在経験のある人からも、同様の連絡をもらうことがあります。彼らは、最初は見知らぬ土地や文化に不安を抱きながら渡米した人たちです。しかし、駐在任期が終わり、日本に帰ってみたところ、仕事や生活面でいろいろな不満や問題にぶつかり、今度は自らの希望で、ぜひ渡米したいと思うようになったそうです。

一方、私の知る限り、日本の企業は現地駐在の数を減らす方向にあります。グローバルビジネスで競争力を高めるには、高い駐在コストがマイナス要因になるからです。従来、日本から送られる駐在員には、駐在手当、引越し費用、現地で住む家の賃貸料、車および保険代、ビザ取得費用、本人および家族帰郷のための往復渡航費(複数回)などなど、非常に高いコストが掛かっていました。

しかし、それでも、慣れない海外に住むことは、以前は非常に大変なことだと思われていたので、企業としても、これくらいの費用を出さないわけにはいかないと考えたのでしょう。しかし今は、なるべく現地で人を採用し、また、現地のものやサービスを購入しようとするいわゆる「現地化」の波が主流になって来ています。

つまり、企業がコスト削減のために駐在を減らそうとする一方、皮肉なもので、社員側はむしろ海外に向おうとしています。日本にも外国人が増え、仕事上でも海外の人と触れ合う機会が増えるうち、海外での生活にそれほど不安を抱かなくなったということもあるでしょうが、たぶん、それ以上に、今、日本が変わりつつあるのではと私は感じます。

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