グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第4回: 巨大隕石の話  
印刷用ページ 友達に教える
 
 

第4回 巨大隕石の話



一方、今の日本では、高度成長が終わって復興の目的も達成され、しかも島国で単一民族というとても温和な環境下にあるため、事故や災害にでも遇わない限り、この「逆境に打ち勝つ力」を発揮できる対象を見つけるのは至難の技です。特に、高度成長期の恩恵で貯蓄を蓄えた「団塊の世代」の子供たちは、生物にとっての最低必要限度の活動である「食べるための努力」さえ、ほとんど必要がなくなっているのが現実です。

そして、こうして有り余ったエネルギーは行き場を失い、体の中で不完全燃焼を起こしたり、一部の人はそのエネルギーを持って行く場所を間違えてカルト的宗教団体に入ったり、極度のいじめや最後には殺人ゲームにまで発展してしまうという流れが見えて来ます。

こんなふうに考えると、平和な時代に生まれ、何億年も掛けて我々祖先が培ってきた「力」を活用できない、あるいは、活用の仕方を間違ってしまった人たちは、見方を変えれば、実は、むしろ「不幸な時代」に生まれたと言えるのかも知れません。でも、そんなことを嘆いていても仕方がありません。問題は、我々が体に秘めた「力」をどうやって発揮させるか?そして、発揮させた結果としてどうやって幸せを掴むか?それが、「巨大隕石の落下」というとてつもない「逆境」も乗り越え、生き延びて来た我々の使命ではないでしょうか?

ところで、我々人間に最も近い祖先と言われるネアンデタール人やクロマニョン人がこの地上に現れたのは、今からせいぜい数万年前のことです。つまり、確率的に言えば、巨大隕石の落下には全然遭遇していないくらい近い過去の出来事ですが、将来的にはいつか必ず遭遇し、そうなると、現在の人類のほとんどは死に絶えてリセットされてしまうことになるかも知れません。

そう思うと、人類の歴史や我々の人生なんて本当に儚いものだと感じますが、同時に、少し気持ちが楽になりませんか?つまり、我々の日ごろの悩みや心配や苦労なども、そのような大きなスケールで考えると、実に取るに足らない小さなことです。結局、私たちは、「与えられた力」「与えられた時間」の中でうまく発揮することさえできれば、心身ともに健全になり、幸せになれるということではないでしょうか?

<3/3 ページ>

 

ご意見、ご感想のある方はこちらからどうぞ!

 
 
カテゴリに戻る | カテゴリの一覧に戻る

Site Search:

 今月の更新情報

 メニュー