グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第8回: 「足し算」と「新陳代謝」  
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第8回 「足し算」と「新陳代謝」


同様に、多くの日本人は、「単なる携帯」、「単なるパソコン」、「単なる車」では満足できず、すべてに強い「こだわり」を求め、だから、メーカー側も、一層のこだわりを持って開発をしています。そして、こだわればこだわるほど、「足し算」の繰り返しで完成度は高まり、
奥が深く、隅々まで機能やニーズを追求した商品やサービスが出来上がるというわけです。


「足し算できない社会」にいるアメリカ人は、日本の商品がなぜこれほどまで優れているのか理解できずにいます。でも、例えば、アメリカでは人が会社を辞めてもきちんと引継ぎが行われないことが多く、「足し算」どころか、取引相手は新しい担当者と信頼関係の構築からやり直さなければなりません。前任者を受け継がない文化の背景には、前任者を信頼できず、また、上司からも一任され、頼れるのは自分のみといった実情があるからですが、当の企業やその取引先にとっては、実に非効率的なことです


「互いに築き上げたものを無駄にせず蓄積し、それを繰り返すことで、完成度の高い商品やサービスを創造して行くことができる」という日本ではごく当たり前のことが、アメリカではとても難しいことなのです。そして、それを標準的なものにしてしまっている日本は、実にすばらしい国と言えます。


そして、「ものづくり」などの物質面ばかりではなく、精神面においても「共通基盤」を持っている日本人の方が、「人と人との間の足し算」もより可能な気がして、その部分でも、私は「日本はやっぱりいい国だなぁ」と感じるわけです。


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