グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第8回: 「足し算」と「新陳代謝」  
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第8回 「足し算」と「新陳代謝」


一方、「足し算」することで問題になることも存在します。例えば、企業や政府の中で起こる不正などは、日本の場合、「先送り」にされてなかなか表面化しない場合がありますが、これも、ある意味、「足し算」される社会でこそ起こりやすい現象です。逆に、アメリカではこのような問題も「足し算」されにくく、それゆえ、悪いことが先送りされることも比較的少ないように思います。

 

また、個人レベルのことについても、アメリカ人は、日本人に比べ、常に緊張感を持って新しいことにチャレンジしなければならないことが多くあり、何かにこだわって悪いものを貯め込んで行くというようなことも少ないわけです。言い換えれば、アメリカでは頻繁に「新陳代謝」が行われ、その分、企業も個人も、より健全だと言えるのかも知れません。

 

このように考えて来ると、「足し算」できる日本の社会はすばらしいですが、同時に、ダメなものやいらないものは切り捨て、恐れずに新しいものを生み出そうとするアメリカの「新陳代謝」思想もなかなかのものです。できれば、この両方を兼ね備えることができたら、これ以上のことはないのですが、それは、天は二物を与えず」ということでしょうか・・・?

たとえとても難しいことであっても、戦後のミラクル的な高度成長を達成し、物質面での頂点を極めることができた日本人にとって、それは十分チャレンジに値すべきことではないかと私は思うのです。


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