グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第10回: アメリカの卒業式  
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第10回 アメリカの卒業式

 

 

まず、一般に卒業式というと、厳粛なムードや別れの寂しさという雰囲気があると思いますが、アメリカの場合はまったく異なり、非常に明るく、騒がしいものでした。卒業する学生は全員舞台の上のひな壇に座り、舞台の下にブラスバンドや在校生代表、その後ろに一般父兄、親戚、友達などが陣取るのですが、みんな片手に音の出る何か(太鼓、ラッパなど)を持ち、まるで高校野球の応援に来たかのような格好なのです。

 

そして、証書を受け取るのに一人一人名前が呼び上げられると、それに呼応して、その応援団(?)が、一斉に太鼓やラッパを鳴らし、大声でその生徒に名前で呼びかけ、大きな声援を送るのです。さらに、証書を受け取りに舞台の前の方に出て来た生徒は、それぞれに、飛び上がったり、手を振ったり、踊ったりと、ちょっとしたパフォーマンスを演じて、その声援に応えるわけです。

 

さて、この「声援」なんですが、周りから聞こえて来ることを総合すると、「もうあなたは今日から立派な大人。おめでとう!」というようなことでした。実は、アメリカでは18歳という年齢が法律的に大人として認められる年齢であり、実際、18になると、親の承諾なく、どこに住もうが何をやろうが勝手という風潮さえあるのですが、一方、当然、相応の責任も課され、たとえば、生徒が交通事故などを起こした場合、18以上か以下かということで、その生徒への責任の課され方がまったく異なるという現実があるのです。

 

さらに、アメリカでは高校の卒業証書というのは、それなりに重みもあって、大人になってから取りに行く人もいるくらいなので、「卒業するための様々な試練によく耐えよく頑張った!」という賞賛の意ももちろん込められた声援なのでしょう。でも、どちらかと言うと、終わったことに対する「頑張ったね」という気持ちよりも、「さあ、これからが本番。大変だけど、あなたの人生を掛けて頑張れ!」というような声援なのではないでしょうか。


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