グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第10回: アメリカの卒業式  
印刷用ページ 友達に教える
 

第10回 アメリカの卒業式

 

 

もっと言えば、「これからは自分の二本足で立って、頑張らねばならない。もう親も親の役割は果たした。自分の意思で自分の夢を追いかけられるというすばらしさと同時に、様々な苦労や責任も付きまとう。だから、これからが大変なあなたに、今、声援を送りたい」というメッセージだったのではと思うわけです。

 

考えてみれば、卒業式で熱いメッセージを受けて進学するアメリカの学生は、目的意識も当然ながら持つことになるのかもしれません。さらに、18を過ぎたアメリカ人の多くは、財政的にも独立することが多く、学生ローンなどを利用して進学する人も少なくないので、「自分のお金で資格や実技を取得する」という意識がそこに強くあるわけです。だから、自動車教習所で、「技能を少しでも早く取得して早く外で運転したい」と思うがごとく、授業に出席し、図書館やインターネットで調べものをし、積極的に教授に会いに行って質問をするということになるのでしょう。

 

さて、「大人になるお祝い」ということでは、日本でも成人式があるわけですが、成人する人に対し、上記のようなメッセージを、真剣に、しかも、応援団のような声援とともに送る光景が、今の日本にあるでしょうか?本来であれば、卒業式よりも、むしろ成人式の方が、そのような重みがあってしかるべきですが、そんな「ふつう」のことを、できない社会にいつの間にかなってしまったのではないでしょうか?

 

目指すものがあった時代、日本は日本の中だけで精一杯でした。でも、今は、決してそんなに余裕がないという状態ではなく、むしろエネルギーを持て余している状態。そしてその一方で、ちょっと日本を出て外の世界を見れば、そこには驚くほど「新鮮な世界」があることを、多くの日本人は知らないまま日々を過ごしているのです。


<3/3 ページ>


ご意見、ご感想のある方はこちらからどうぞ!

 

 
カテゴリに戻る | カテゴリの一覧に戻る

Site Search:

 今月の更新情報

 メニュー