グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第12回: 自然の摂理から考えよう  
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第12回 自然の摂理を考えよう

 

 

これは、みなさんが学校の化学の時間に習った「平衡の法則」にも似ていますね。実は、「自然界のすべてのものは平衡状態に向って動く」と言っても過言ではないのです。このエッセーの「第5回生命エネルギー」のところでお話した「エントロピーの法則」も、熱力学における一種の「平衡の法則」のようなものでしょう。

 

さて、ここでとても重要なことは、「不安定状態」は、「安定状態」へ向うための「変化」を求めるということ、そして、「不安定状態」から「安定状態」へと変化するための「」を発生させるということです。つまり、「不安定」は「力」の原動力であり、「変化」こそが、我々に必要なものなのです。

 

ちなみに、「中庸」は、中途半端な状態に落ち着くことを意味しているわけでは決してありません。両極端のかなめ部分は、実は、両極端が最も激しくぶつかり合う躍動感のあふれる部分でもあるのです。「変化を克服することで一歩前に進み、さらに新しい変化に会ってまた一歩進む」というところに本来の「中庸」の意味があるのです。

 

さて、この辺でまとめましょう。「自然の摂理」とは何か?それは、一口で言うなら、「変化によってもたらされたギャップを埋めること、あるいは、乗り越えること」だと私は考えるのです。

 

一方、人間の脳は、一般に常に「変化」を嫌うと言われています。それは、「変化」の先は未知でリスクがあり、身を守ろうとする本能から「変化」を避けようとするからです。だから、誰も慣れないところに行くと落ち着かず、緊張感を覚えるということになります。ところが、脳は、一旦起こってしまった「変化」に対しては、逆に正当化して受け入れようとする性質も持っています。なぜかと言うと、もし正当化できないと、正常な判断ができなくなり、気が狂ってしまうからです。

 

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