グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第14回: ワープの法則  
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第14回  「ワープの法則」

 

 

例えば、万年平課長と言われていた人が、何かの理由で突然昇級して部長になったとしましょう。その人は、「課長」という「役回り」を長年やっていて、まわりの人にもその固定概念があるから、急に部長になれと言われても、すぐに態度を変えて部長らしく振舞うというのはほとんど無理です。むしろ、「部長なんて、自分には向いてない」と最初は思うに違いなく、部長席に座っても、全然落ち着かないというのが本音でしょう。

 

ところが、部長の肩書きのついた名刺を使い、まわりから「部長、部長」と呼ばれているうちに、徐々に言動に変化が現れます。落ち着かなかった部長席も、いつかしっくりと体に合って来ます。そして、半年もしないうちに、りっぱな部長になっていたということが現実にあるのです。私は、このような人の変化を何度も目撃して来ました。そして、社員などに説明をする際、これを私は「ワープの法則」と呼んでいます。

 

どんな立場でも仕事でも、それなりに大変でそれなりに努力して日々を乗り越えて行かねばなりません。しかし、そのような大変さや努力は、言ってみれば、同じ「平面」の上で右へ動いたり左へ動いたりしているだけで、その「レベル」から脱することは容易ではありません。つまり、どんなに頑張って動き回っても、結局は、「同じ平面上で堂々巡りをしているようなもの」なのです。

 

ところが、あるとき、何かしら外からの力によって、自分には無理だと思っていたことをやらざるを得ない状態に追い込まれると、人は、自分のいた「平面」を飛び出し、三次元的に「ひとつ上の面」に「ワープ」することになるのです。そして、今度はその「新しい面」の上でいろいろな苦労や努力を始めることになるのですが、例の「鉄下駄効果」により、そのうち慣れて、いつか普通になっていくのです。

 

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