グローバルパーソンとは: アメリカ発、新時代の日本へ送るメッセージ 第2回: 転換期を迎えた日本  
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第2回 転換期を迎えた日本



60年前、日本が第二次世界大戦に敗れたとき、東京には何もない焼け野原が広がっていました。大切な人を失い、住むところもなく、食べるものにも不自由した時代。多くの人にとって悲嘆に暮れる日々だったに違いありません。しかし、日本人は決してそれでへこたれるような弱い民族ではなかったわけです。何もなくなった日本を復興させるため、人々は一丸となって働き、努力し、その結果、日本経済は右肩上がりの急成長を続け、いつしか欧米諸国に追いつき、追い越す勢いとなったのです。

そして、「物がなかった時代」はいつしか「物が余る時代」に変わりました。「物がなかった時代」では、良質で安価な商品を作ればいくらでも売れたわけです。まずは衣食住に直接関係するもの、そしてラジオ、テレビ、電話などの家電用品、マイカー、そしてそれらの生産を可能にする生産機械や工場建設と言った具合にどんどん「物」が作られ、高度成長が達成されました。

ところが、「物が余る時代」では、すでにある「物」を必要以上に生産することには無理があり、右肩上がりの成長が途切れた会社では、これまでのやり方やしくみを変えざるを得ない状況になりました。新規採用は減り、逆に中年層以上の社員の割合は増え、管理する側とされる側の数の均衡が崩れれば、当然、課長や部長の枠もどんどん減ります。これまでと同じ努力をしているのに、会社の業績は上がらず、昇進もないとなれば、ギャラップ社の調査も当然の結果ということになるのです。

一方、「物が余る時代」になると、「物作り産業」が減速する分、娯楽や趣味、美容と健康、そして看護・医療などのいわゆる「サービス産業」が発達して行くわけですが、問題は、そのような変化に対応できない企業や個人がまだ多く存在するということなのでしょう。

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